最近の動向
https://tso.blog.ss-blog.jp/
なんとかやってます。
TSO
2020-09-22T23:59:00+09:00
ja
-
荒川水系沈下橋巡り
https://tso.blog.ss-blog.jp/2020-09-22
沈下橋と言えば、増水時には川に水没してもいい作りの橋のことで、四万十川なんかが有名。TSOの本拠、関東の荒川水系にも「冠水橋」の名称で複数存在している。いつも奥武蔵方面のツーリングで渡っている、木造で趣深い越辺川の島田橋なんかがそうだ。荒川を中心にあまたにある支流達の中でも、代表的支流の入間川とそのまた支流である越辺川、高麗川、都幾川には、なかなか良い沈下橋があり紹介しているブロガーもいらっしゃるくらいだ。そういえばTSOはきちんと回ってみたことがないな、と思い付き、バイクの機動力を生かして一気に巡ってみることにした。スタートはオフビレから。本日の旅のお供はTDR250プロト PHARAOHです。
旅
TSO
2020-09-22T23:59:00+09:00
TSOの本拠、関東の荒川水系にも「冠水橋」の名称で複数存在している。いつも奥武蔵方面のツーリングで渡っている、木造で趣深い越辺川の島田橋なんかがそうだ。
荒川を中心にあまたにある支流達の中でも、代表的支流の入間川とそのまた支流である越辺川、高麗川、都幾川には、なかなか良い沈下橋があり紹介しているブロガーもいらっしゃるくらいだ。
そういえばTSOはきちんと回ってみたことがないな、と思い付き、バイクの機動力を生かして一気に巡ってみることにした。
スタートはオフビレから。
本日の旅のお供はTDR250プロト PHARAOHです。
一個目は、オフビレから少し上流の荒川にある西野橋。
ゴルフ場のカート用か。(と思ったが幅1.8mで5ナンバーギリギリある。後に思い知ることに)
荒川の沈下橋はみんな風情のないのなので、後回しにして一旦戻り、入間川へ行きます。
入間川の出丸橋。生活道路なので比較的交通量がある。とはいえ土手に駆け上がっていく道は知ってないと入り込まないような道ではある。
バイクと橋を一緒に写真を撮りたいので、ヤブ漕ぎして汗をかく。この後もっと大変なUターンが待っている。
入間川から越辺川へ乗り換えて遡上。
そういえば彼岸花の季節だった。この時期土手は曼珠沙華の群生が主張しまくる時で、特に越辺川の土手は真っ赤になるほどに見事。
八幡橋に到着。木造製でいい感じの橋だが、時代劇に使われないのはすぐ下流に堤があるせいだろう。
八幡橋の上流には赤尾落合橋というやはり木造製の橋があった。台風で流出してしまってもう幾年。
橋のあったところまで行ってみようとしたが、かつては車も通ったはずの道は完全に藪の中で痕跡もない。
暫らく朽ち果てた橋が残ってたと思ったが、きれいに撤去され、こちらも痕跡なし。修復の意志もないようだ。
いつもお世話になっている島田橋。
木造製で、上流下流とも川に人工物のない自然な河原が残っている。そのためか数々の時代劇の撮影に使われた場所。
龍馬伝にも登場したのは先代の橋で、台風で流出してしまったが、すぐ修復された。しかし使われた作品一覧の書かれた看板は修復されなかった。
暑い休日には河原に降りて遊んでいる家族もよくいる。川の流れは大雨のたびに形が変わっている。
島田橋を離れ高麗川へと移った。
到着したのは若宮橋。中洲を跨いでおり、かなり長い。
橋脚はコンクリートと鋼柱だが、橋桁は木製。近所の子だろう、子供だけで来て川遊びしていた。
さらに上流の多和目天神橋。距離は短い。こちらもコンクリート&鋼柱の橋脚に木製橋桁。
橋桁の木が一番ボロくてガタガタよく揺れた。継ぎ足されているが幅を広げたんだろうか。
多和目天神橋のすぐ上流には堰がある。魚道も備えている。何が遡上するんだろう。
多和目橋。
完全にノーマークで、都幾川へ向かおうと移動中に見つけた。
何の情緒もない鉄骨製の橋で、4トンくらいのトラックも渡る交通量の多い橋だが、おかげで痛みが激しく多和目天神橋以上にガタガタうるさかった。路面の穴とか木の板で塞いで突貫修理されたところがいくつもある。
都幾川では上流から下流へと向かうルートになる。
稲荷橋は短いが幅があり、総コンクリート製で四国の沈下橋みたい。
下は砂利の川原があり、川遊びやバーベキューの場となってる。
鞍掛橋は赤い鋼鉄柱にコンクリートの橋桁。
一時期台風で破損したか通行止めだった。
広い河原があり、川遊びの場で休日は賑わう。公園として整備されてるみたいで有料かもしれない。
さあ、ラストスパートは荒川の冠水橋だ。上流側から攻める。
滝馬室橋は幅1.6m。歩行者自転車バイク用と思ってたら、幅ギリギリで軽トラが渡ってきやがった! 通れるんだ。確かにタイヤの跡が端にできてる。
何橋だか確認しようと看板を探すと、ヤブにカモフラージュされていた。
原馬室橋。さっきの橋同様に「馬室」の字があるが、何か由来があるんだろうな。
荒川のはどの橋にも上流側に斜めに突き出た、青く塗られた鋼鉄製の流木除け衝角がごつい。越辺川の木造製橋も付いてるが、えげつなく頑丈そうだ。
そして最後は高尾橋。これで完全コンプリートだ!
荒川のはどれも情緒ない橋だが、あまり流出したという覚えがないのでその分頑丈なんだろう。
高尾橋の傍ある草原。向こうの方は実はサッカー練習場。
このまま河川敷を下って行けば桶川、そして上尾、オフビレとスタート地点に戻り、ぐるりと1周したことになる。
ああハラ減った。
]]>
-
TDR友の会_おでんキャンプ2015
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-11-22
秋恒例のTDR友の会 おでんキャンプ。2015年はこじんまりと3名が、秩父に集まった。前夜。一人ひっそりと出発した。そして秩父の玄関口、寄居の荒川河川敷に一晩の宿を取る。自作ウッドガスストーブ3号機で、ささやかな焚火を楽しむ。翌朝。曇り空だがシュラフを干す。木の向こう側には荒川が流れている。友の会のイベントだが、TDRは焼き付きエンジンがまだ直ってないので、マシンはLANZAだ。ここから待ち合わせの道の駅まではすぐ。温泉でひとっ風呂浴びてから向かうつもり。場面は飛びに飛んで、キャンプ場。キャンプ地は、自作ロケットを飛ばす龍勢祭りで有名な会場のすぐ近く。K氏のおでん提灯。いかにおでんに(おでんイベントに)力を入れているかわかる。おでん提灯だけでなく、K氏なんとおでん鍋まで揃えてしまった!ちゃくちゃくとキャンプおでん屋への道を進行している。おでんで腹一杯になったら、キャンプの醍醐味、焚火タイム。KURIさんのアニメ業界の裏話で盛り上がる。が、酔った頭は30分で貴重な話もどこかに消し去ってしまった。自作ウッドガスストーブ3号機。五徳を作った。形はいいのだが、ステンレス板が無くアルミで作ってしまったので熱に弱く、使っているうちに変形してしまう。薄っすらと色づく秩父の山々。朝を迎えた。焚火を復活させて、ゆるゆると朝食の準備をする。キャンプ場すぐ目の前の川。化石が取れそうだ。すぐ先で滝になっている。これが滝。夏はさぞ涼しいことだろう。この季節は寒々としている。
旅
TSO
2015-11-22T23:59:00+09:00
2015年はこじんまりと3名が、秩父に集まった。
前夜。一人ひっそりと出発した。
そして秩父の玄関口、寄居の荒川河川敷に一晩の宿を取る。
自作ウッドガスストーブ3号機で、ささやかな焚火を楽しむ。
翌朝。曇り空だがシュラフを干す。
木の向こう側には荒川が流れている。
友の会のイベントだが、TDRは焼き付きエンジンがまだ直ってないので、マシンはLANZAだ。
ここから待ち合わせの道の駅まではすぐ。温泉でひとっ風呂浴びてから向かうつもり。
場面は飛びに飛んで、キャンプ場。
キャンプ地は、自作ロケットを飛ばす龍勢祭りで有名な会場のすぐ近く。
K氏のおでん提灯。いかにおでんに(おでんイベントに)力を入れているかわかる。
おでん提灯だけでなく、K氏なんとおでん鍋まで揃えてしまった!
ちゃくちゃくとキャンプおでん屋への道を進行している。
おでんで腹一杯になったら、キャンプの醍醐味、焚火タイム。
KURIさんのアニメ業界の裏話で盛り上がる。が、酔った頭は30分で貴重な話もどこかに消し去ってしまった。
自作ウッドガスストーブ3号機。五徳を作った。形はいいのだが、ステンレス板が無くアルミで作ってしまったので熱に弱く、使っているうちに変形してしまう。
薄っすらと色づく秩父の山々。朝を迎えた。
焚火を復活させて、ゆるゆると朝食の準備をする。
キャンプ場すぐ目の前の川。化石が取れそうだ。
すぐ先で滝になっている。
これが滝。
夏はさぞ涼しいことだろう。この季節は寒々としている。
]]>
-
干し柿おいしゅうございます
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-11-01
第2弾干し柿が食べ頃になった。取り込んで皿に並べると、結構な量だ。見た目も商品並みに良い出来。食べてみると、中はトロリとして、甘くて旨~い。これが渋柿だったなんてねぇ。
未分類
TSO
2015-11-01T23:59:00+09:00
取り込んで皿に並べると、結構な量だ。見た目も商品並みに良い出来。
食べてみると、中はトロリとして、甘くて旨~い。これが渋柿だったなんてねぇ。
新たに5つほど渋柿を入手したので、第3弾干し柿としてさっそく軒先に吊るした。
1つだけアルコールにへたを浸して渋抜きを試みている。
渋柿といえど見かけはこんなだ。これのどこが食えないものに見える?どうみても旨そうだろ。
そう思うのは野生動物も同じようで・・・
この柿を収穫したところで見つけた歯型。この人間に似た感じはたぶん猿だろう。最後まで噛み切れないでいる。それほどに渋は強烈なのだ。
これをなんとかして食おうとした人間って・・・・食い意地が張っているというか・・・・すげぇな。
]]>
-
自作ウッドガスストーブ3号機作成
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-10-27
ウッドガスストーブを自作して早、約1年。あの1号機は、ダイソーのオイルポットをケトル兼収納ケースにして持ち歩き、火遊びしたり、お茶を飲む湯を沸かしたりして活躍している。が、やはり300ml強の内缶は小さく、煙突アタッチメントを拡張炉として使ってばかりで、いつしか単なる一時燃焼ストーブになっているような気がした。自作ウッドガスストーブ1号機を携えて山ラーメンやはりもう少し大きい方が実用的ではないだろうか。燃料の持ちも火力も、炉の大きさ次第なのだ。しかしバイクで携行するには大きさの制約がある。外缶の大きさは1Lペンキ缶(たぶんソロストーブとほぼ同じ大きさ)が限度だ。ということで、それに合わせる内缶を物色していたところ、神サイズの缶を発見した。3号缶だ。内容量は食料缶詰規格によると581mlだそうだ。ただスーパーで見かけることはなく、輸入品がよく置かれているカルディで見つけた。
マイガーデン
TSO
2015-10-27T23:59:00+09:00
あの1号機は、ダイソーのオイルポットをケトル兼収納ケースにして持ち歩き、火遊びしたり、お茶を飲む湯を沸かしたりして活躍している。が、やはり300ml強の内缶は小さく、煙突アタッチメントを拡張炉として使ってばかりで、いつしか単なる一時燃焼ストーブになっているような気がした。
自作ウッドガスストーブ1号機を携えて山ラーメン
やはりもう少し大きい方が実用的ではないだろうか。燃料の持ちも火力も、炉の大きさ次第なのだ。しかしバイクで携行するには大きさの制約がある。
外缶の大きさは1Lペンキ缶(たぶんソロストーブとほぼ同じ大きさ)が限度だ。
ということで、それに合わせる内缶を物色していたところ、神サイズの缶を発見した。
3号缶だ。内容量は食料缶詰規格によると581mlだそうだ。ただスーパーで見かけることはなく、輸入品がよく置かれているカルディで見つけた。
どこが神かというと、1Lペンキ缶の中にすっぽりと納まって、しかもちゃんと引っかかって落ちないのだ。これでウッドガスストーブを作れば、外缶の蓋に内缶をはめるための穴を開ける加工工程がいらないということになる。空気取り入れの穴や二次燃焼の穴を開けるだけでよいのだ。
追記:なお、この1Lペンキ缶はカインズホームで買ったもの。Youtube動画に寄せてくれたコメントによると、ホームセンターによってペンキ缶のメーカーが違うそうなので、実物の缶を持っていって合わせてみた方がよさそうだ。
神材料発見!
さっそく作成に取り掛かった。電動ドリルで穴を開けるだけだ。穴の配置は今やウッドガスストーブ1号機で研究して確立している。
これだけで完成なのだ。なんと楽ちんなことか。
3号機の火入れは、いつもGWにBBQ会場としている川口自然公園でやろうと思ったが、火を使ってはいけない看板が立ち並んでいたので、その近くの芝川沿いの調整池で行った。
3号機の性能はもちろん申し分ないものだった。
ついでに1号機も持っていき、煙突アタッチメントを付けないで、原点に戻り本体のみでの湯沸しを再確認した。ストーブの内缶の大きさに合わせて燃料となる小枝のサイズを揃え、小まめに補給すれば1号機単体でも充分性能を発揮してくれた。
自作ウッドガスストーブ1号機と3号機を携えて野外ラーメン。3号機初火入れです。
3号機だと燃料サイズも大きくなって揃えやすい。これ用に剪定ばさみを買った。
あとは山行って、ゆっくり気持ちを落ち着けて、燃料の準備ができるかどうかにかかっている。腹が減っているときにすぐ湯が沸かないと気が落ち込むからな。
奥武蔵ツーの途中でお茶休憩。3号機で余裕の湯沸し。
]]>
-
都幾川炭焼き
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-10-18
かつては山間部でよく見られたであろう炭焼きの風景。山に立ち上る炭焼きの煙と炭焼きのにおい。焚き火を嗜む物にはおなじみのにおいでもある。しかしこの一種独特の刺激臭は、現代においては急に炭焼きなんか始めると、馴染みのない近くの集落から「変な臭いがする」と苦情が来ることもあるらしい。ここは一応そういった新しい人が周辺にいない、安心な都幾川の山である。黒炭を焼く窯は既に材料木材がぎっしりと詰まってる。レンガ手前の、下にロストルを敷いてあるスペースは、焚きつけ用の薪を投入する場所である。この後薪を詰めて入口をレンガで塞いでしまうが、ロストルの下に通じる焚き付け口を残しておき、そこから火を点けるのだ。窯の中の拡大図。材料木材でぎっしり。天井部の隙間には焚きつけ用の小枝が、入口付近の隙間には焚きつけ用の杉材が押し込んである。どのみち入口付近の木材はすべて燃え尽きてしまうだろう。レンガの内壁は、このあと上部に1枚分の隙間を残して塞いでしまう。
マイガーデン
TSO
2015-10-18T23:59:00+09:00
かつては山間部でよく見られたであろう炭焼きの風景。
山に立ち上る炭焼きの煙と炭焼きのにおい。
焚き火を嗜む物にはおなじみのにおいでもある。しかしこの一種独特の刺激臭は、現代においては急に炭焼きなんか始めると、馴染みのない近くの集落から「変な臭いがする」と苦情が来ることもあるらしい。
ここは一応そういった新しい人が周辺にいない、安心な都幾川の山である。
黒炭を焼く窯は既に材料木材がぎっしりと詰まってる。
レンガ手前の、下にロストルを敷いてあるスペースは、焚きつけ用の薪を投入する場所である。この後薪を詰めて入口をレンガで塞いでしまうが、ロストルの下に通じる焚き付け口を残しておき、そこから火を点けるのだ。
窯の中の拡大図。
材料木材でぎっしり。天井部の隙間には焚きつけ用の小枝が、入口付近の隙間には焚きつけ用の杉材が押し込んである。どのみち入口付近の木材はすべて燃え尽きてしまうだろう。
レンガの内壁は、このあと上部に1枚分の隙間を残して塞いでしまう。
焚きつけの薪を前室に詰めて入口をレンガで塞ぐと、下に残した焚口から火をつける。
火を入れてけっこうすぐに煙突から煙が出てくる。
まずは前室の焚きつけ材をごうごうと燃やす。焚きつけ材が足りなそうになったら、上部のレンガを取り除いて薪を追加していた。こうして窯内の温度を上げて炭材の乾燥を促すとともに、窯内の焚きつけ材にも引火させていく。
写真は火入れから3時間くらい経ったころ。窯の温度も上がり、あちこちから湯気が出ている。しかしまだ煙突から出ている煙の温度は冷たく、まだ窯の中に火は移ってないだろう。
炭焼き師は今日一晩ここに泊まり、窯の中に火が回るまで薪をくべたりして火の番をするのだ。
翌日の黒炭窯。
もう窯の中にも充分火が回り、入口も空気穴を残して塞いでしまっている。煙突から出ている煙は手をかざしていられないくらい熱くなっている。
専業の炭焼き師は、ここから煙の色を見ながら空気穴を調整して窯の中をコントロールしていくのだが、ここは専業ではないので、2日後くらいに様子を見て空気穴も煙突も塞ぎ、消化に入る。さらに1週間くらいして窯が冷えたら炭出しである。
煙突部を拡大。
煙突から変な受け皿を介して斜面に導管が伸びてその先から煙が出ているが、これは木酢液を採取する装置。
煙が導管の中を通っていくと冷やされて茶色い液体化する。この液体が木酢液で、ホームセンターの園芸売り場に行くとペットボトルに入って肥料として売っている。
この煙はネイチャーストーブ界ではウッドガスや木質ガスと言っているヤツで、ウッドガスストーブはこれを燃やすように作られている。
なお自作ウッドガスストーブの記事はこちら にあります。
さてところ変わって、こちらは炭窯2号。今焼いている黒炭窯の隣にある。
こちらでは今回、竹炭を焼こうとしている。
2号窯の中。こっちの窯は大谷石で壁が作ってある。
奥の壁の下に空いている四角い穴が煙突に繋がる穴。
2号窯の全景。
中を掃除して、下に竹を敷き、竹炭にする竹を詰めているところ。
竹材を詰め始めた直後の窯の内部。
今回この竹材の詰め込みを任された。
炭にする竹材の他に、焚き付け用の竹の木っ端も大量に用意しなければならない。木っ端は隙間に詰め込む。
この木っ端作りがまた大変。炭にする竹を詰めている間に人海戦術で作る。
竹材を窯半分近くまで詰めたところ。
そうしたら竹材と天井の隙間に木っ端を詰め込む。竹材を入れすぎると手や体が入らなくなってしまうので、半分くらいから先は竹材と木っ端入れを少しずつ進めた。
竹材と木っ端が入口までぎっしり詰まったところ。
ここで内壁を立てる。2号窯はレンガではなく鉄板を使用。鉄板と竹材の間は木っ端を詰め込む。
そうしたら焚口(下の小さい口)と薪投入口(上部に開いている)を残して、大きい大谷石で入口を塞ぐ。隙間は粘土で埋める。
薪投入口から中を覗いたところ。内壁の鉄板が見える。
このスペースは焚きつけの竹や薪を入れるところで、薪を詰め込んだら下から火をつける。窯の中に火が回ったらここも塞いでしまう。黒炭焼いてる1号窯と基本構造は同じだ。
火入れは後日ということで、本日はここまで。
火入れには立ち会えないなあ。
炭出しのときはなんとか来たいと思う。
]]>
-
干し柿作り第2弾
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-10-17
都幾川で炭焼きの作業をしたとき、炭窯の近くに植わっている渋柿の実を収穫したので、またまた干し柿にすることにしました。柿の実が鈴なりになって枝が垂れ下がっていたほどだったので、これは取ってやらにゃあいかんということになった。
マイガーデン
TSO
2015-10-17T23:59:00+09:00
都幾川で炭焼きの作業をしたとき、炭窯の近くに植わっている渋柿の実を収穫したので、またまた干し柿にすることにしました。
柿の実が鈴なりになって枝が垂れ下がっていたほどだったので、これは取ってやらにゃあいかんということになった。
今回もいだのは小さな柿の木3本だが、写真に写っているオレンジの箱がたんまり2箱満杯になった。田舎に眠る経済活動に乗ってない物資というのは実は大変な量があるのだ。
20個くらいをもらってきて、さっそく家で干し柿作りに取り掛かる。
そこで登場しましたのはロケットストーブ。ようやくのこと材料が揃ったので最近作成したばかり。
今回初火入れとなった。
これも一種のネイチャーストーブだと思うが、燃焼効率ではこれが一番じゃないだろうか。その辺の公園で拾った木の枝を燃やしているが、まったく煙が出てないことに留意いただきたい。高温を保ったヒートライザーのおかげでウッドガスが完璧に燃焼している証拠だ。
ただここまでよく燃えるようにするには、これくらいの大きさが必要と思われる。残念ながらバイクキャンプに使えるような携帯サイズで作っても、煙突が短すぎてヒートライザーの性能が出なくなってしまうだろう。ウッドガスが燃えきらない。
やはりバイクで持ち運びするサイズで最も燃焼効率がいいネイチャーストーブは、ウッドガスストーブ だな。ウッドガスを二次燃焼させる仕組みは小さくても機能するし、意外と大雑把な作りでもまったく問題ない。ただ木の火力はやはりガスストーブよりかなり小さく、炉の大きさが小さいとそれなりの火力しか得られない。
さて、干し柿作りにロケットストーブがなんなの関わりがあるのかというと、ロケットストーブにはお湯を沸かしてもらいます。その熱湯で柿を殺菌するのだ。
今回干し柿の作り方を、一緒にもいだ人達から聞いてみたが、人により様々。皮をむいて紐で吊るして干すというのは同じだが、剥いたらそのまま干してしまう人、干す前に焼酎で拭いてやる人、最初の3日間は夜露にも当てないよう夜は家に取り込むという人・・・。要はカビ対策なのだ。干し始めが肝心で、TSOの場合は熱湯にくぐらせてから干すということにしている。
柿の実をどっぷり浸すお湯を燃料費タダで作りたいので、ロケットストーブが最適なのだ。
で、こちらは笠山登山のときにもいできた柿の状況。もう既にいかにも干し柿っぽくなってる。
そのまわりに第2弾の干し柿を吊るす。
片側にあれだけ吊るしたら物干し竿が傾いてえらいことになったので、反対側にも吊るしてバランスを取る。
早く食いたいなあ。
]]>
-
TDR友の会 全国ミーティング2015(その2)
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-10-12
photo by TKNさん久々に行われたTDR友の会 全国ミーティングの続きです。photo by TKNさん聖地ヤマハコミュニケーションプラザでのミーティングを終え、大方の人は引き続き今宵の宿ライダーズハウス兼居酒屋のKEN2へ移動。宴会の準備ができるまでライダーズハウスで一休み。photo by TKNさん居酒屋の方はTDR友の会で貸切となった。というか貸し切るために召集かけまくったのです。photo by TKNさんいったん中締めをし、ライダーズハウスでTDR部品や不用品(あるいはゴミ)を持ち寄ってオークション大会。大多数のブルーカラー労働者階級が身包み全てを質入して対抗したが、極1名の超ブルジョワな方による買占め・値段吊り上げに太刀打ちできなかった。この後居酒屋は店主不在のまま開放され、日付が過ぎてもまだ宴は続いたのであった。
旅
TSO
2015-10-12T23:59:00+09:00
photo by TKNさん
久々に行われたTDR友の会 全国ミーティングの続きです。
photo by TKNさん
聖地ヤマハコミュニケーションプラザでのミーティングを終え、大方の人は引き続き今宵の宿ライダーズハウス兼居酒屋のKEN2へ移動。
宴会の準備ができるまでライダーズハウスで一休み。
photo by TKNさん
居酒屋の方はTDR友の会で貸切となった。というか貸し切るために召集かけまくったのです。
photo by TKNさん
いったん中締めをし、ライダーズハウスでTDR部品や不用品(あるいはゴミ)を持ち寄ってオークション大会。
大多数のブルーカラー労働者階級が身包み全てを質入して対抗したが、極1名の超ブルジョワな方による買占め・値段吊り上げに太刀打ちできなかった。
この後居酒屋は店主不在のまま開放され、日付が過ぎてもまだ宴は続いたのであった。
明けて翌日は快晴。
photo by TKNさん
KEN2の前にバイクを並べて集合写真。
朝食を食いにガストへ移動し、ここで解散となった。
帰りはそれぞれのペースで帰路に着き、会長は日本海に向けて、中部組は昼頃には、関東方面組はあらかた高速で早々に移動し夕方前には帰宅したようだ。TSOはK氏としばらく下道ツーリングしてから第2東名の藤枝岡部ICで高速に乗った。
すぐに山頂部に少し雪を被った富士山がきれいに見えてくる。たまらず清水PAに寄って富士山を眺めるのであった。
清水PA。
富士山?
いやいや、これは清水PAにあった丘。でも富士山意識してない?
ここにはちゃんと富士山が拝める展望台がわざわざ作られてあった。誰もがその姿に心奪われている。
ここから先しばらくは富士山があまりにもきれい過ぎて脇見運転注意である。
しかし罠は首都高にあった。熱風溜まる地下の山手トンネルで、LANZAが急に走れなくなったのだ。
熱風と排ガスと、脇を猛スピードで車が走り抜けるトンネルの、無い路側帯で原因究明と修理を試みる。
道路公団の黄色バイクが見守る中、レッカーか修理かの駆け引きの末、10分強で応急処置に成功し、道路公団の車両に前後を護衛されながら、車線変更時はサイレンで最優先に進路を空けてもらい、VIP待遇で最寄のICまで護送を受けるという貴重な体験をした。
護衛車両に礼を言うと、不完全な車両を慎重に走らせて行きつけの店へと進路をとる。
家に着くのはまだ当分先になりそうだ。
とにかく、次回全ミこそは我がSuperTDRで参加を誓うTSOであった。
]]>
-
TDR友の会 全国ミーティング2015(その1)
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-10-11
久々にTDR友の会の全国ミーティングが、聖地ヤマハ本社集合にて行われた。稼動車が年々減っていく中、TDR友の会だけでなくFaceBookも使って声をかけたらどれくらい集まるだろうかといろいろ策を練ったのだが、現実は厳しかった。というか、友の会内だけでもTSO含めいろいろと事件があり、ようやく集まったのがトップ画像の通り、ようやくのこと2桁の10台である。TSOのSuperTDRは点火系の電装がダメで、いろいろ手を尽くしたが直らず。MSL-Nさんはクラッシュして人間・TDRとも入院。K田さんのTDRは出火炎上。そして会長にいたっては全ミ1週間前に自転車で事故に遭いこちらも入院というありさま。そして全ミ当日は"大雨”であった。TDRが動かないのでさらに乗り気にならないが行かないわけにもいかない。すっかり冬季専用機になっていたLANZA230を動かし、バリバリのオフロードタイヤで大雨の東名高速を静岡へ向けて走らせることになった。TDRと違ってスピード出す気にならないので、日の出前に出発し、時速70キロくらいで走っているトラックにくっついてスリップストリームの助けを借りながらの高速移動であった。給油以外で初めての休憩に入った雨の富士川SA。気温も結構低い。B級グルメ富士宮焼きそばで腹の中から温まりたかったが、時間が早すぎて店がやってない。早々に出発することになる。海っぺたのPAである由比。海が見たくて寄り道した。ねずみ色の海だが波は荒れてない。相変わらず雨はやむ気配ない。長時間の雨ざらし走行のせいかLANZAの電装もあやしくなってきた。デジタルメーターが消えてスピードも距離もわからなくなったうえ、ヘッドライトが提灯のような光量に。
旅
TSO
2015-10-11T23:59:00+09:00
久々にTDR友の会の全国ミーティングが、聖地ヤマハ本社集合にて行われた。
稼動車が年々減っていく中、TDR友の会だけでなくFaceBookも使って声をかけたらどれくらい集まるだろうかといろいろ策を練ったのだが、現実は厳しかった。
というか、友の会内だけでもTSO含めいろいろと事件があり、ようやく集まったのがトップ画像の通り、ようやくのこと2桁の10台である。
TSOのSuperTDRは点火系の電装がダメで、いろいろ手を尽くしたが直らず。
MSL-Nさんはクラッシュして人間・TDRとも入院。K田さんのTDRは出火炎上。
そして会長にいたっては全ミ1週間前に自転車で事故に遭いこちらも入院というありさま。
そして全ミ当日は"大雨”であった。
TDRが動かないのでさらに乗り気にならないが行かないわけにもいかない。すっかり冬季専用機になっていたLANZA230を動かし、バリバリのオフロードタイヤで大雨の東名高速を静岡へ向けて走らせることになった。
TDRと違ってスピード出す気にならないので、日の出前に出発し、時速70キロくらいで走っているトラックにくっついてスリップストリームの助けを借りながらの高速移動であった。
給油以外で初めての休憩に入った雨の富士川SA。気温も結構低い。
B級グルメ富士宮焼きそばで腹の中から温まりたかったが、時間が早すぎて店がやってない。早々に出発することになる。
海っぺたのPAである由比。海が見たくて寄り道した。ねずみ色の海だが波は荒れてない。
相変わらず雨はやむ気配ない。長時間の雨ざらし走行のせいかLANZAの電装もあやしくなってきた。デジタルメーターが消えてスピードも距離もわからなくなったうえ、ヘッドライトが提灯のような光量に。
やっとのこと磐田ICに到着した。長かった・・・。
ヘッドライトが提灯になってる。この後コンビニに休憩で入ったらセルが回らず、押しがけすることに。
かなり早着したのでガストで朝飯を食っていると、K氏からうなぎ屋一番乗りのメッセージが届いた。有志で昼飯にうなぎをという話が上がり、K田さんが店を紹介してくれたのだ。
photo by TKNさん
それが田んぼの真ん中に建つうなぎ屋「しまごん」。K氏とTKNさんが先に入ったようなので、TSOも追いかけることにした。
photo by TKNさん
ほどなくTSOもしまごんに到着。
11時開店を前にして次々にお客が来て注文を取り始めたので、開店と同時に我々も入ることに。
入店の知らせを聞くと、こちらへ向かっている数人が注文しといてとメッセージを送ってくるが、何を注文すればいいんだ?一番高いのでいいか?んなもん来てからやれと、ひとまず一杯。一応ノンアルです。
次々に遅れ組みが到着するなか、うなぎもテーブルに到着。
間に合った間に合った。
うおー、これがうな重だ。
ほくほくの身に濃い目のタレがたまらん。
こちらはひつまぶし。お茶漬けでも楽しめる。
Y崎さんが頼んだ白焼き。バカ旨だったそうだ。
photo by TKNさん
何しに静岡まで来たのか目的を間違えかけ始めているメンバー。
この後目的を思い出して、ヤマハコミュニケーションプラザへ移動した。
なおこの店を紹介してくれたK田さんは、原付二種で移動のため間に合わず、直接ヤマハへ向かっていた。
全国ミーティングの本当の集合場所。
聖地ヤマハ本社のコミュニケーションプラザ。
そこの駐車場に集まりつつあるTDRたち。TDRプロトタイプ”ファラオ”も無事やってきた。東京から無給油でこれたそうだ。
K氏、なんとこんな旗まで手に入れていた。かつて販売店ではためいていたのだろう。
コミュニケーションプラザを見学。TDR”ファラオ”はここにあるべきものではないのか?それどころか市販車のTDRでさえも置いてないとは。
のんびりお茶など飲んで、日が暮れて写真撮れなくなるのではと心配されたが、なんとか日があるうちに間に合った。
TDRをコミュニケーションプラザ前に並べてフォトフォーメーション。
しかし、なぜうちのTDRがここに並んでないのだ・・・
photo by TKNさん
TDRの販促旗をはためかせて参加者全員で集合写真。
photo by TKNさん
そしてTDRでこれなかったメンバー(TSOもその一人)の参加車両も入れさせてもらって、全体集合写真。
その2へ続きます。
]]>
-
笠山登山と干し柿作り
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-10-07
いつもの奥武蔵へ酸素を吸いに行くついでに、比企三山のひとつ「笠山」へ登ってみる事にした。舗装された林道をつないで七重峠まで登ると、笠山への登山口はすぐ近くだ。以前来た時、これから登るという人から聞いたところでは、30分もあれば頂上に着くとのこと。
旅
TSO
2015-10-07T23:59:00+09:00
いつもの奥武蔵へ酸素を吸いに行くついでに、比企三山のひとつ「笠山」へ登ってみる事にした。
舗装された林道をつないで七重峠まで登ると、笠山への登山口はすぐ近くだ。
以前来た時、これから登るという人から聞いたところでは、30分もあれば頂上に着くとのこと。
中間部でけっこうな急坂をひいひい登り、やや緩やかになった先に山頂が見えてきた。かなりゆっくり登ったつもりだが、20分くらいで着いたんじゃないだろうか。
笹山山頂 837m。
笠山山頂からの景色。高崎方面に開けており、正面やや左に赤城山のなだらかな裾野が遠望できる。
笠山はピークが2つあり、5分くらいでもうひとつのピークに着く。こちらには神社の社があり、展望はない。
山の爽やかな風に吹かれて汗を乾かし、ゆっくりとバイクの待つ登山口まで戻った。
バイクで林道を降りて山間部の集落の脇を走っていると、見捨てられた果樹園があった。柿がたくさん生っているが、痛みかけている。
この時期奥武蔵のあちこちで渋柿がてんこもりに生ったまま放置されているのが目に付くが、持ち主が歳をとってしまって手を付けられないのだろう。所有者が分かれば掛け合ってみるとくれる場合もあれば、そのままダメになっても取らせてくれない家もあるとのこと。
残っている実をいくつか失敬。
お持ち帰りした収穫物。
小さな栗の実は、探索した脇道廃道で拾ったもの。山で拾う栗の木の葉は、栽培している栗と違って小さくて丸っこい形をしている。
おにぎりは昼飯用に買って余らしたもの。
干し柿にしてみようと、皮をむいて軒先に吊るした。枝を残さなかったので串刺しにして紐を結んでいる。
]]>
-
火入れ直前の炭窯と絶景都幾川ツー
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-09-19
本日も奥武蔵は都幾川へ向けて越辺川を遡ります。TDRのエンジンがかからないので、久しぶりに夏走らせるLANZA230。このイージーさはまずい。これに慣れたらTDRを運転できなくなる。越辺川の河川敷は彼岸花が一斉に咲き始め満開。咲き始めの頃は赤い色も鮮やか。架け替えたばかりの沈下橋「島田橋」。このところの台風と大水で被害が出てないか心配したが、しっかり持ちこたえていた。いつもはこの下の川原に広い砂地があるんだが、この日は水量が多く、珍しく川幅一杯に流れていた。
旅
TSO
2015-09-19T23:59:00+09:00
TDRのエンジンがかからないので、久しぶりに夏走らせるLANZA230。このイージーさはまずい。これに慣れたらTDRを運転できなくなる。
越辺川の河川敷は彼岸花が一斉に咲き始め満開。咲き始めの頃は赤い色も鮮やか。
架け替えたばかりの沈下橋「島田橋」。
このところの台風と大水で被害が出てないか心配したが、しっかり持ちこたえていた。いつもはこの下の川原に広い砂地があるんだが、この日は水量が多く、珍しく川幅一杯に流れていた。
さて炭窯であるが、本日は火付け直前の状態までで、火入れは本日行わないとのこと。
窯一杯に木が詰まっているのがここからもわかる。入口は焚口を残して耐火煉瓦を積み、隙間は粘土で塞いである。
焚口のすぐ横には薪が用意してある。製材したときに残った木の皮の方を短く切ったものだ。
焚口から中を覗いたところ。手前には薪が詰まっていて、その奥にもう1段耐火煉瓦の壁があり、レンガ1枚分の厚さを残してある。内側にも壁を作るかどうかは地域差がある。
さらに内壁の奥を覗いたところ。ぎっしり薪が詰まっていて炭材は見えない。どのみち入口側の木は燃えてしまうので、奥から窯の半分くらいまでの木が炭として残るのだ。
炭窯は今日もうやることがないので、都幾川山里研究会の源流の森作りに同行して山の草刈をし、見晴らしのいいところに作ったウッドデッキで昼飯を取る。
ここまで作業道があるので、「あのバイクなら登ってこれるんじゃない?」とみなさん。
少々かっぽじってもいいならバイクで登って来たいです。
少し高いところから昼食ポイント中心に源流の森を見渡す。
奥に堂平山。中段と下段のパラグライダー発着場の芝生広場が見える。
荒れた林道を登って越沢稲荷の大杉へ。雨のたびに道が荒れて楽しいことになっているが、LANZAだと楽勝で走った気がしない。
堂平山へ登る林道は予告どおり通行止めだったので、舗装林道で七重峠へ出た。予想していたが今日は抜群の遠景だ。これは堂平山からの眺めも凄いに違いない。
七重峠からの遠景。さいたま新都心の方角だと思う。
途中山の中に芝生ポイントを発見。牧場ではなく、パラグライダー関係のようだ。
待望の堂平山。天文観測所横からの遠望。やはり今日は抜群だ。
中央より右の方が東京都心と思われる。
堂平山北側の遠望。赤城山、榛名山がすぐ間近に見えている。
天文観測所横の堂平山山頂へ。
堂平山山頂から南東方向の遠望。バイク停めてるところからとほぼ同じ景色だ。この電柱邪魔だなあ。
このまま日暮れまでいて夜景を見たいところだが、今日は帰る。だいぶ気温が下がって、ツーリングするにもそろそろ秋を意識しないとだ。
]]>
-
炭出しのお手伝い
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-09-12
出かけようと思ってTDRを暖気していたら、途中でエンジンストップ。その後かからず。全ミ前に故障とはヤバイ!!ひとまず出かけないとなので、幸い車が空いてたので車で向かった。向かった先は、このところいろいろと通っている感の強い都幾川。ただ今回は車で行ってよかった。お土産が持って帰れたから。今回は炭出しをお手伝いして来ました。炭焼きの土窯です。内部は奥行き約2mの円形、高さ約1m。
マイガーデン
TSO
2015-09-12T23:59:00+09:00
全ミ前に故障とはヤバイ!!
ひとまず出かけないとなので、幸い車が空いてたので車で向かった。
向かった先は、このところいろいろと通っている感の強い都幾川。
ただ今回は車で行ってよかった。お土産が持って帰れたから。
今回は炭出しをお手伝いして来ました。
炭焼きの土窯です。内部は奥行き約2mの円形、高さ約1m。
釜の中の出来上がった黒炭。もうほとんど出したのであと少しです。奥の方(煙突口に近いほう)ほどいい焼き上がりになる。
運び出された炭。まだ半分くらい。
土窯からできあがった炭を出し終えたら、次回焼く用にストックしてあった木を下のストック場から運び上げ、窯内に運び入れる(これがまあ大変な重労働)。ずいぶん運び上げたのだが、まだ窯の半分にしかならなかった。
原木は樫の木。下に竹を敷いてから積み上げる。木は逆さまに(つまり根の方を上に)して並べる。こうしたほうが樹液が下に落ちやすく焼き上がりが良くなる。
お土産に持って帰った黒炭。
樹皮もついてて断面の模様も良く、いい焼け具合。というか奥の方のよく焼けたところのを選んできた。
バーベキューでもやりましょうか。
来週も手伝いに行って、火入れを見せてもらう予定です。
]]>
-
奥武蔵ツーリング~そうだ、水を汲みに行こう~
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-08-12
「そうだ、水を汲みに行こう」くそ暑い2015年の夏。あまりの暑さに山へ涼み行こうかと思いを巡らせたとき、そう閃いた。※Facebookの写真のリンクが切れるので、FacebookのアルバムへのURLをリンクします。https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1476932572629872.1073741844.100009394295920&type=1&l=7322d4711f
旅
TSO
2015-08-12T23:59:00+09:00
「そうだ、水を汲みに行こう」
くそ暑い2015年の夏。あまりの暑さに山へ涼み行こうかと思いを巡らせたとき、そう閃いた。
※Facebookの写真のリンクが切れるので、FacebookのアルバムへのURLをリンクします。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1476932572629872.1073741844.100009394295920&type=1&l=7322d4711f
いつものように荒川、入間川、越辺川と河川敷を遡っていきます。
お待たせしました。越辺川の冠水橋「島田橋」が復旧開通してました。これでまた河川敷高速を使う楽しみが増えます。
都幾川上流部のわりと荒れた林道を3往復して汗を流していたら、峠のところに大スギがあることに気付いた。
これが越沢稲荷の大スギ。幹周り6m、高さ25mとのこと。
なぜかスギに向かって学校の机と椅子がある。ただし木の村都幾川らしく机の天板は古木の板に張りかえられている?
ところで大スギの看板の横に気になるものが・・。バス停??こんなところバスなんて入れないぞ。
何しろこんな道。TDRの右斜め前にバス停があります。道幅的には軽乗用車も入れまい。
バス停をよく見ると、夜中にしか運行してないらしい。これって・・・
え?都幾川に熊が出るんですか?
堂平山キャンプ上の横にて。
定番の堂平山天文観測所に到着。
観測ドーム横の堂平山山頂(876m)で昼飯を食う。
頭の上では入道雲がどんどん大きくなっていく。ほどなく雨になった。幸いなことにすぐやんだ。
自慢の展望も霞んでしまってよくわからない。
奥武蔵グリーンラインから枝道の忘れられた道へ。流水跡でえぐられて荒れていて楽しかった。どこへ出るんだったっけと思いながら走っていたが・・
がけ崩れで道が寸断されていた。写真では盛り土程度に見えるが、クレバスがあり、左側は当然崖で、一人では無理につき撤退。
道中には狼岩なる看板が立った巨岩が。
登山道にもなってないのに看板とは、どんないわれがあるのだろう。
ついでに「関八州見晴台」にも登ってみた。以前Y村さんとまったくもって遠いところから一瞬目指したところ。ここからならすぐでした。
10分くらいで到着。771.1mと堂平山より100mほど低い。関八州とは安房、上野、下野、相模、武蔵、上総、下総、常陸の関東八州とのこと。相模、見えるのか。すげぇ。
だいたい360度近い展望がある。写真は東京方面。今となっては堂平山の方が見晴らしいいなあ。てっぺんまで車で行けるし。
で、ようやくのこと本日の水汲みポイント「日照水」に到着。越辺川の源流だ。めっちゃ冷たくてうまい~
帰りの道中、越生で郵便ポスト1号がずらずらと並んでいるのを見つけた。これって台座もセットなのかな。
郵便ポストの前にはなぜかトリケラトプスが・・
]]>
-
真夏の天然冷凍庫巡り(後編)
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-08-01-2
地上は30度以上という真夏にもかかわらず、足元には氷が存在するほど冷え冷えの世界があります。後編は有名な観光地となっている穴に向かいます。写真はざっくりなので、詳しい雰囲気は動画の方で見てください。<4番目の穴:西湖コウモリ穴>営業時間は17時までなので、急ぎ飛ばして16時40分頃に到着したのですが、もう営業終了となってました。ひどっ!写真はありません。動画の方にがっかりなシーンがあります。<5番目の穴:富岳風穴>海抜1000mだそうです。穴の開口部は比較的小さく、階段があるのでなんら緊張感なく降りていけますが、これがないとかなり急なところを降りるのでスリリングだったろうなあ。下へ降りるとほとんど起伏のない水平な横穴になってます。そしてこんな入りにくそうな穴なのに、昔から天然冷蔵庫として使っていたとのこと。蚕の卵や種などを必要なときまで冷蔵休眠させたのだそうです。<6番目の穴:鳴沢氷穴>樹海の中にぽっかりと開く開口部。ここの開口部は結構大きい。逆にアプローチの穴は小さく、縦穴をどんどんと降りていく感じ。階段がなかったらそうそうは入れるもんじゃない。
旅
TSO
2015-08-01T23:59:05+09:00
地上は30度以上という真夏にもかかわらず、足元には氷が存在するほど冷え冷えの世界があります。
後編は有名な観光地となっている穴に向かいます。
写真はざっくりなので、詳しい雰囲気は動画の方で見てください。
<4番目の穴:西湖コウモリ穴>
営業時間は17時までなので、急ぎ飛ばして16時40分頃に到着したのですが、もう営業終了となってました。
ひどっ!
写真はありません。動画の方にがっかりなシーンがあります。
<5番目の穴:富岳風穴>
海抜1000mだそうです。
穴の開口部は比較的小さく、階段があるのでなんら緊張感なく降りていけますが、これがないとかなり急なところを降りるのでスリリングだったろうなあ。
下へ降りるとほとんど起伏のない水平な横穴になってます。
そしてこんな入りにくそうな穴なのに、昔から天然冷蔵庫として使っていたとのこと。
蚕の卵や種などを必要なときまで冷蔵休眠させたのだそうです。
<6番目の穴:鳴沢氷穴>
樹海の中にぽっかりと開く開口部。ここの開口部は結構大きい。
逆にアプローチの穴は小さく、縦穴をどんどんと降りていく感じ。階段がなかったらそうそうは入れるもんじゃない。
氷穴というだけあってここは氷が豊富。昔から真夏に氷を切り出して殿様にい届けていたとのこと。真夏なのに天然氷のツララのカーテンができてます。
他の風穴と違ってここは吹き抜け(さらに入り口が狭く中が広い)のような構造になっていて、それがここを天然の冷凍庫にしているらしい。
しかし近年は洞内の温度も上がり気味らしく、氷を外からもってきて並べている。地中の温度が上がったというより人がたくさん入るからじゃないのか?
それでもこの氷の廊下は、今回入った穴で一番寒かった。
他の穴の営業時間も過ぎ、鳴沢氷穴で今回の天然冷凍庫巡りも終了。
まだいくつか回りたかった穴があったのだが、いつかまた来ようと心に誓い帰路に着いた。
<談合坂SA(上り線)>
帰路の道中、談合坂SAに休憩と夕食を兼ねて入った。
夕食に選んでみたのは「信玄どりチャーシュー鶏塩ラーメン」。
信玄どりチャーシューがもっとあっていいなあ。スープは鳥のだしが出てる。
腹も膨れたし、出発するか。渋滞解消しているといいな。
交代運転手がいないので、眠くならないことを祈りつつ。
~動画(後編)~
※Facebookの写真のリンクが切れるので、FacebookのアルバムへのURLをリンクします。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1470248179964978.1073741843.100009394295920&type=1&l=33d7195dfb
中編へ戻る
前編へ戻る
]]>
-
真夏の天然冷凍庫巡り(中編)
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-08-01-1
地上が30度以上の気温というなか、足元にある天然の0度の世界を目指して富士山の裾野へやってきました。いよいよ本命の風穴に入ります。写真はざっくりなので、詳しい雰囲気は動画の方で見てください。<3番目の穴:富士風穴>樹海の中に大きく口を開ける開口部から下へ降りるところ。観光地ではないので降りるルートも険しいですが、よく見ると石垣状になってます。これでも降りやすいように作ったんですね。これがなかったらザイルで降りることになります。風穴への取っ掛かりには木でできたはしごがかかってました。ありがたい。中にはもちろん照明などなく、真っ暗です。降りてすぐ足元が凍っているのに気付きます。そんなだから少し奥へ行って周囲を見渡すと、でっかいつららを見つけました。
旅
TSO
2015-08-01T23:59:01+09:00
地上が30度以上の気温というなか、足元にある天然の0度の世界を目指して富士山の裾野へやってきました。
いよいよ本命の風穴に入ります。
写真はざっくりなので、詳しい雰囲気は動画の方で見てください。
<3番目の穴:富士風穴>
樹海の中に大きく口を開ける開口部から下へ降りるところ。
観光地ではないので降りるルートも険しいですが、よく見ると石垣状になってます。これでも降りやすいように作ったんですね。これがなかったらザイルで降りることになります。
風穴への取っ掛かりには木でできたはしごがかかってました。ありがたい。
中にはもちろん照明などなく、真っ暗です。
降りてすぐ足元が凍っているのに気付きます。そんなだから少し奥へ行って周囲を見渡すと、でっかいつららを見つけました。
真夏なのにこのでっかいつらら!
しかしこの先こんなもんではなかった。
声が反響して大きなホールになっている広間に到着。足元にはこのような氷筍がにょきにょきとたくさん生えていました。
この塊は高さ50cmくらいあります。
無事戻って来れました。
こんな穴です。
中に入るにはそれなりの装備と準備、自己責任が必要です。
~動画(中編)~
※Facebookの写真のリンクが切れるので、FacebookのアルバムへのURLをリンクします。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1470248179964978.1073741843.100009394295920&type=1&l=33d7195dfb
続きは後編へ
前編へ戻る
]]>
-
真夏の天然冷凍庫巡り(前編)
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-08-01
関東ではあちこちで35度を超えるとかいう猛暑の最中、地上は30度超でもその足元には0度の世界がある。それも天然の状態で。納涼を兼ねて、ちょっと冒険も加味して、富士の風穴・氷穴へ行ってきました。ざっくり写真を載せてますが、詳しい雰囲気は動画の方で見てください。<1番目の穴:駒門風穴>富士山周辺で最大の溶岩洞窟とパンフレットにもある穴だが、空き地のような駐車場とか、受付とかもこじんまりしていて、穴場的観光地。それにしても市街地&畑の下にこんな大穴があるというのは怖くないですかね。中は天然クーラー。なんという涼しさ。一年中13度前後ということで、冬来ると逆に暖かいらしい。
旅
TSO
2015-08-01T23:59:00+09:00
関東ではあちこちで35度を超えるとかいう猛暑の最中、地上は30度超でもその足元には0度の世界がある。それも天然の状態で。納涼を兼ねて、ちょっと冒険も加味して、富士の風穴・氷穴へ行ってきました。
ざっくり写真を載せてますが、詳しい雰囲気は動画の方で見てください。
<1番目の穴:駒門風穴>
富士山周辺で最大の溶岩洞窟とパンフレットにもある穴だが、空き地のような駐車場とか、受付とかもこじんまりしていて、穴場的観光地。
それにしても市街地&畑の下にこんな大穴があるというのは怖くないですかね。
中は天然クーラー。なんという涼しさ。
一年中13度前後ということで、冬来ると逆に暖かいらしい。
入ると大空間が広がってます。最近は過疎空間でばかり遊んでいる奴が、マインクラフトのダンジョンのようだとか言ってます。
足元も比較的元のままのところ多く、いい穴です。
本穴という主洞と枝穴という脇道があります。
大きく左回りで一周する感じで入り口と同じところに戻ってきます。
外へ出ると気温30度超の世界に戻ります。出たくない。
<2番目の穴はどこ?>
御胎内温泉健康センターに車を停めて次の穴を探し回る。
自衛隊の町なだけあってこんなのも飾ってあります。
広大な敷地は1400年前に流れ出た溶岩の上にあるようで、溶岩樹形が残っているそう。
溶岩樹形はこんなやつです。
これは立ったまま大木が溶岩に包まれて、木だけ燃え尽きて穴が残ったもの。この太さの大木が生えてたと思うとすごい。横に木が倒れて木だけ燃え尽きると横穴の洞窟になります。
<2番目の穴:印野胎内>
御胎内温泉健康センターではなく、その敷地外の北の方に「富士山御胎内清宏園」というのがあって、底の神社の後ろにあることがわかり、ようやくたどり着いた。
これがその入り口。出口はここの右側に開いている。
中の照明は必要最低限以下で、このように非常に狭いところもあり、懐中電灯やヘッドランプは必須。服(特にひざ)も汚れえる覚悟が必要。2番目の穴としてはグッドな穴だった。
なぜ胎内と言うかというと体の中をイメージしているから。狭いところは産道ということらしい。
溶岩が形作った珍しい岩肌も見所です。
<お昼ご飯:忠ちゃん牧場>
今回は富士山を左回りでぐるりと回るよう企画したのだが、お昼ごはんはその途中に出くわす「忠ちゃん牧場」と決めていた。ここのジンギスカンが目当て。
最近は仮想空間で遊んでばかりいる奴が、ジンギスカン鍋が底上げされていることを知らず「こんなに食えねえ」とか言ってる。ほじるとすぐ下に野菜と鉄板があって「なあんだ」と拍子抜けしていた。
これで2人前。あと1人前が後から別皿でやってきた。
焼けてきた。さあ食うぞ。
ここはソフトクリームも名物。一口食って「食い放題で食べてるのとぜんぜん違う。味が濃い!」と驚愕していた。普段食ってるのはラクトアイスという乳脂肪分が入ってない安物だろう。ここのは乳固形分・乳脂肪分が規格以上(アイスはそれぞれ15%以上・8%以上)に入ってるんじゃなかろうか。
牛乳も甘みがあって旨い。
<白糸の滝>
幅200mに渡って岩肌から流れ落ちる小さい滝の集合が富士宮白糸の滝。
富士の湧水なので水は冷たく、1分も腕を入れていると痛くなってくる。
Uの字に囲まれた谷の中は滝から上がる飛沫が飛翔して、マイナスイオンに満ちている。
~動画(前編)~
※Facebookの写真のリンクが切れるので、FacebookのアルバムへのURLをリンクします。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1470248179964978.1073741843.100009394295920&type=1&l=33d7195dfb
続きは中編へ
]]>
-
TDR友の会 開田高原キャンプツーリング(2日目)
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-06-14
天気にも恵まれ、快適なキャンプ地で夜中まで焚き火を楽しんだ諸氏。名残惜しいが帰路に着く。昨夜は日付が変わっても酒が尽きても焚き火していた。疲れてよく寝られたことだろう。でもいびきから逃げるため、テントの位置が相当移動していた人もいたようだが・・・御岳山をバックに集合写真。雲がかかっており噴煙は確認できない。2014年9月27日。紅葉のシーズンで多数の登山客がいる中に噴火し、57人が犠牲になる大惨事を起こした火山だが、この日はもう静かであった。国道まで降りたところでY内さんと別れ、諏訪の先でK氏、MSL-Nさんとも別れた。TSOは昨日と同じ金沢温泉「金鶏の湯」に寄ってキャンプの土を落とした。さてそこからどう帰るか。通常なら中央高速。でも貧乏だから下道で行こうとすると、R20か、はたまた雁坂峠越えで秩父経由か・・・。ここはスマホのGoogleナビに任せてみよう。そう思ってルート検索すると、なんと距離も時間も最短ルートは、ここから白樺湖へ向かい、群馬の下仁田経由、関越方向からの帰宅せよと出た。何それ!聞いたこともない。本当にそっちの方が近いのか?!R20甲州街道は混みそうなイメージもあるし、モノは試しとナビに従ってみることにした。
旅
TSO
2015-06-14T23:59:00+09:00
天気にも恵まれ、快適なキャンプ地で夜中まで焚き火を楽しんだ諸氏。名残惜しいが帰路に着く。
昨夜は日付が変わっても酒が尽きても焚き火していた。疲れてよく寝られたことだろう。
でもいびきから逃げるため、テントの位置が相当移動していた人もいたようだが・・・
御岳山をバックに集合写真。雲がかかっており噴煙は確認できない。
2014年9月27日。紅葉のシーズンで多数の登山客がいる中に噴火し、57人が犠牲になる大惨事を起こした火山だが、この日はもう静かであった。
国道まで降りたところでY内さんと別れ、諏訪の先でK氏、MSL-Nさんとも別れた。
TSOは昨日と同じ金沢温泉「金鶏の湯」に寄ってキャンプの土を落とした。
さてそこからどう帰るか。通常なら中央高速。でも貧乏だから下道で行こうとすると、R20か、はたまた雁坂峠越えで秩父経由か・・・。
ここはスマホのGoogleナビに任せてみよう。
そう思ってルート検索すると、なんと距離も時間も最短ルートは、ここから白樺湖へ向かい、群馬の下仁田経由、関越方向からの帰宅せよと出た。何それ!聞いたこともない。本当にそっちの方が近いのか?!
R20甲州街道は混みそうなイメージもあるし、モノは試しとナビに従ってみることにした。
爽やかな白樺湖。意外と空いていた。
爽やかな蓼科牧場。空いてる。
開放感たっぷりで超景色の良い立科高原。改めてゆっくり来てみたい。
道も空いていて渋滞とは無縁。
山を下っていく途中で発見した、林業用の巨大回転ノコギリ。
内山トンネル。トンネルを抜けたら長野県佐久市から群馬県下仁田へ。
道の駅「しもにた」。ここまでノンストップだったので休憩に入る。
下仁田といえばネギとこんにゃく。こんにゃくを土産に買った。
道の駅「しもにた」の後ろはアジサイ山になっていた。この近辺にはアジサイ山というのがたくさんあった。
Googleナビで思わぬ方に案内されたが、渋滞にもあわずに家にたどり着いた。ただひたすら走るので疲れたが、それは甲州街道でも同じで、こっちの方が新鮮な景色が見られてよかったと思う。
でわまた、キャンプしましょう。
開田高原キャンプ2015の動画です。
※Facebookの写真のリンクが切れるので、FacebookのアルバムへのURLをリンクします。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1436466916676438&type=1&l=f9c8314d4c
1日目へ
]]>
-
TDR友の会 開田高原キャンプツーリング(1日目)
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-06-13
昨年行けなかった開田高原キャンプ。いい所だというので今年こそはと気合入れて、前日深夜移動して集合場所へ向かった(高速代けちって夜中空いてる下道を行ったともいう)。空いてる夜中の下道をひた走り、山梨の道の駅「蔦木宿」まで行くと、そこから川原に降りてテントを張った。翌朝、快晴の川原で目を覚ます。道の駅「蔦木宿」横を流れる釜無川。すばらしい天気。集合時間は13時なので、まだ時間たっぷりある。金沢温泉「金鶏の湯」で朝風呂に漬かることにした。観光客より地元民ご用達な風呂。集合場所、諏訪の「おぎのや」ドライブイン。午前中のうちに着いてしまった。
旅
TSO
2015-06-13T23:59:00+09:00
昨年行けなかった開田高原キャンプ。いい所だというので今年こそはと気合入れて、前日深夜移動して集合場所へ向かった(高速代けちって夜中空いてる下道を行ったともいう)。
空いてる夜中の下道をひた走り、山梨の道の駅「蔦木宿」まで行くと、そこから川原に降りてテントを張った。
翌朝、快晴の川原で目を覚ます。
道の駅「蔦木宿」横を流れる釜無川。すばらしい天気。
集合時間は13時なので、まだ時間たっぷりある。金沢温泉「金鶏の湯」で朝風呂に漬かることにした。観光客より地元民ご用達な風呂。
集合場所、諏訪の「おぎのや」ドライブイン。
午前中のうちに着いてしまった。
昼飯も食わねばならんのだが、まずはちょっとナスのおやきを食ってみた。
時間通り、今回の参加車両がおぎのやドライブインに集まった。
左からK氏、MSL-Nさん、TSOのTDR。
移動開始。まずは伊那へ向けて。
伊那から木曽福島へ。MSL-Nさん号加速中。白煙出過ぎ。
第2集合場所 道の駅「日義木曽駒」で岐阜から参加のY内さんのTDRと合流。
Y内さんのTDRはDT200-WRの足回りを移植したオフ足仕様だ。
木曽福島市街通過中。
木曽福島のAEONで買出し。
超馬鹿でかいAEONばかり見ているので、こんな小さいAEONはかえって新鮮。
キャンプ場へ向けて移動。開田高原の気持ちいい山道だ。
キャンプ場近くの店でも追加買出し。
K氏、イナゴを買う。
目的地の開田高原キャンプ場に到着。
テント設営。他にキャンパー皆無。
K氏、Petromax Fire Kettleでお湯沸かし中。
燃料は周辺に無尽蔵にあるが、湿気ていて簡単には火が点かない。
明るいうちから乾杯!
TSO的には滅多にないことだ。
一次会の食卓
MSL-Nさんのゴーヤチャンプルー。他にはバッテラ寿司、スモークサーモン、いなごの佃煮、からしいなり。
K氏、ご飯を炊いてSPAMを焼いてると思ったら、SPAMの空き缶にそれらを詰めスパム押し寿司を作りだした。
K氏によるスパム押し寿司。
Y内さんウインナー焼き。
TSO手羽元焼き。
滅多に料理に使われないパエリア鍋が本来の使い方を!
TSOのパエリア。
あとは焚き火で夜中まで。
燃料がなくなれば焚き木拾いをし、日付が変わってもまだまだ続く。
開田高原キャンプ2015の動画です。
※Facebookの写真のリンクが切れるので、FacebookのアルバムへのURLをリンクします。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1436466916676438&type=1&l=f9c8314d4c
2日目へ続く
]]>
-
TDR友の会 遊撃隊:福島キャンプツーリング(その2)
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-05-05
昨夜は物凄い風が吹き荒れて、K氏は真夜中にパンツ一丁で飛ばされたフライシートを直しに雨降る外へ飛び出したそうだが、TSOはうるさい風音で寝られなかっただけで、静かになった朝方睡眠を取り戻すべく大いびきをかいて爆睡していた。そんなTSOをK氏が叩き起こしたのは、昨夜の強風雨あられによるものか、はたまた住民に不審者と通報されお巡りさんの襲撃を受けたからか、福島の現状に耐えがたくなったからか。TSOがテントを這い出るとK氏のテントはもう畳まれ、出発の準備が整っている状態だった。(きれいなトイレに行きたかったからとも言われている)今日は曇り空。気温も低く肌寒い。R6に出て南下し、スマホの地図で目星つけていたきれいなトイレ、もとい、ガストに入って朝食を取った。さて、どのようなルートで帰りましょうか。「またぐるぐーるナビに任せてみましょうか。いい道案内してくれるかもしれないですよ」
旅
TSO
2015-05-05T23:59:00+09:00
そんなTSOをK氏が叩き起こしたのは、昨夜の強風雨あられによるものか、はたまた住民に不審者と通報されお巡りさんの襲撃を受けたからか、福島の現状に耐えがたくなったからか。
TSOがテントを這い出るとK氏のテントはもう畳まれ、出発の準備が整っている状態だった。
(きれいなトイレに行きたかったからとも言われている)
今日は曇り空。気温も低く肌寒い。
R6に出て南下し、スマホの地図で目星つけていたきれいなトイレ、もとい、ガストに入って朝食を取った。
さて、どのようなルートで帰りましょうか。
「またぐるぐーるナビに任せてみましょうか。いい道案内してくれるかもしれないですよ」
K氏はまた秩父経由で帰るのだが、昨日と同じルートではつまらない。昨日より南を通るようにしたところ、常陸太田市、那珂市、笠間市、筑波山の北側を通って筑西市、結城市、古河市という道になった。しかもさすがぐるーぐるナビ、主要道はあまり使わず、絶えず空いている抜け道のようなところへ導いていく。
高萩市から行きにも通ったR6の山側の快適ワインディング。途中の十王ダムで休憩。
ワインディングを抜けると常陸太田市へ。
次第に天気は良くなり、気温も上がって暑いくらいだ。こまめに休憩を取りながら順調に距離を稼ぐ。
途中、北海道のコンビニと思われた『セイコーマート』があったので、K氏喜んで写真を撮って休憩したのだが、この後次々と道中に『セイコーマート』が現れ、茨城、埼玉にはたくさんあって珍しくないことが分かった。でも確かに売ってる食品は北海道産がたくさんあって、北関東のコンビニらしくない。
北東から接近すると数ある山のひとつにしか見えない筑波山。それが南西方向に抜けるとあら不思議、見える山は筑波山だけになる。埼玉東京方面から見ると筑波山は平野に一人ぽっこりとある山に見える。ここからはずっと平野となり、関東平野の広さを実感できる。
古河市役所を目標にしていたら、ナビは正確に役所の駐車場まで案内した。ここまで昼飯を我慢して走ってきたので、さっそく食堂探しだ。佐野ラーメンに近いからか、ここ古河も古河ラーメンなるのがあるらしい。昼飯はラーメンだな。
そう思うと見つからないか準備中の店に当たる。けっきょく見つけた山田うどんに入って遅い昼食を取った。K氏は初心貫徹と山田うどんでラーメンを頼んだが、TSOは裏切って丼ものと蕎麦セット。
「いやあ随分走りましたね。下道でこんなに行けるとは思いませんでした。福島は初めてで新鮮でした」
「スマホのナビが優秀というか、使えるところが新発見でしたね。私も使ってみよう」
「それではまた近いうちに」
こうしてTDR友の会にはアナウンスしなかったが、TDR2台による遊撃隊は、雨雲から逃れての行き当たりばったりツーリングを敢行し、福島浜通り方面を視察し終えたのだった。
全ミのこともありますし。
(いや、単に走りたかっただけか)
※Facebookの写真のリンクが切れるので、FacebookのアルバムへのURLをリンクします。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1416682351988228&type=1&l=0a03380858
]]>
-
TDR友の会 遊撃隊:福島キャンプツーリング(その1)
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-05-04
せっかくのGWだというのに、K氏は変なシフトのため連続した休みが取れないと嘆いていた。かろうじて連休となった4-5日、ご一緒させていただくことになった。最初は壮大な計画であった。このところのTDR友の会は、午後集合、キャンプ地を探しつつツーリングもしくはキャンプ地直行。夜中まで飲んで火遊びし、翌日昼前に解散という、走ることをすっかり忘れたような企画が相次いでいた。まあ人もバイクも年寄りなので、それくらいでよくなってきているのだが・・・なので今回は走ることにK氏こだわっていたのだ。「日本海を見に行きたいです。富山とか石川とか」まるでサンライズ・サンセットラリー、はたまたKOFかというような壮大な計画を立てていた。ところが天気は我々の予定表を見て嫌がらせしたのではと言うような予報になった。4日より西の方から天気が崩れ、5日は東日本を低気圧と雨雲が通過するという。GWでこの2日間だけ雨マークありだ。ぬなー!!3時間ごとに天気予報とにらめっこが続いた。西日本は雨確実。雨は日本海側へと広がり、東北へ抜けていく。日本海行きはダメだー。長野もいかん。新潟は最初晴れてるが、午後雨確実。前日の予報では、周りは雨だが、北関東から太平洋側にかけてぽっかりと雨から逃れているエリアができた。「これ埼玉、群馬に行けってことですか。それじゃこのところのツーリングと全然変わらんじゃないですか」もう集合場所でどうするか相談しようと、朝5時半頃、家を出た。いつもよりやけに早いのは、走るゾーッと気合いが入っているK氏の一声で、今日の集合は午前8時に道の駅はなぞのだからだ。
旅
TSO
2015-05-04T23:59:00+09:00
せっかくのGWだというのに、K氏は変なシフトのため連続した休みが取れないと嘆いていた。かろうじて連休となった4-5日、ご一緒させていただくことになった。
最初は壮大な計画であった。このところのTDR友の会は、午後集合、キャンプ地を探しつつツーリングもしくはキャンプ地直行。夜中まで飲んで火遊びし、翌日昼前に解散という、走ることをすっかり忘れたような企画が相次いでいた。まあ人もバイクも年寄りなので、それくらいでよくなってきているのだが・・・
なので今回は走ることにK氏こだわっていたのだ。
「日本海を見に行きたいです。富山とか石川とか」
まるでサンライズ・サンセットラリー、はたまたKOFかというような壮大な計画を立てていた。
ところが天気は我々の予定表を見て嫌がらせしたのではと言うような予報になった。4日より西の方から天気が崩れ、5日は東日本を低気圧と雨雲が通過するという。GWでこの2日間だけ雨マークありだ。ぬなー!!
3時間ごとに天気予報とにらめっこが続いた。
西日本は雨確実。雨は日本海側へと広がり、東北へ抜けていく。日本海行きはダメだー。長野もいかん。新潟は最初晴れてるが、午後雨確実。
前日の予報では、周りは雨だが、北関東から太平洋側にかけてぽっかりと雨から逃れているエリアができた。
「これ埼玉、群馬に行けってことですか。それじゃこのところのツーリングと全然変わらんじゃないですか」
もう集合場所でどうするか相談しようと、朝5時半頃、家を出た。いつもよりやけに早いのは、走るゾーッと気合いが入っているK氏の一声で、今日の集合は午前8時に道の駅はなぞのだからだ。
花園までは毎度の荒川河川敷沿いルートだが、今日こそは広域農道を行こうとナビとにらめっこしながら慎重にTDRを走らせた。同じ道を行く車にも助けられ、早朝だからか車のペースも凄く良くて、またまた30分前には最後の荒川の橋を渡った。
朝Macで人間の燃料を補給して、向かいのGSでTDRも腹ごしらえさせると、時間ぴったりに道の駅はなぞのに入った。気合いたっぷりのK氏は一足先に到着していた。
「天気予報見ましたか?何の嫌がらせですかね。どうします?」
「逃げましょう雨から。迫ってくる雨雲を逃げるように行くと、茨城の海の方に走ってく感じですかね」
二昔前の業務用汎用機より性能がいい今のスマホはすごい。通信で最新の地図を開き、海の方のキャンプ場を探す。
「福島まで行けば海っぺたにキャンプ場がいくつかありますよ。行けますかね。どうやって行けばいいのかな」
「ツインリンクもてぎの茂木を通過するように行ったらどうでしょう」
「ほお。それじゃまずは茂木まで」
TSOの持ってるヒュンダイナビと、K氏のスマホのぐーぐるナビでルートを探させると、太田市、足利市、小山市、真岡市、益子町と経由してやっとこ茂木町に至った。栃木県の南部を横断だ。
道案内はK氏のスマホのぐるぐるナビにさせて茂木に向けて出発した。
二昔前のタンスのように大きかった汎用機を超える性能の手のひらサイズのスマホが案内したルートは凄い。最短距離を常に探してくれ、地元民しか知らないような裏道抜け道を次々に案内する。TSOのヒュンダイナビが主要道で行こうとするところに、なぜここで曲がる?という道へ導かれるものだからついていけない。ヒュンダイナビはルートを指し示しているより、ルート再検索中の画面の方が長いんじゃないだろうか。しかもスマホは渋滞具合まで見ているのか、ふん詰まってくると違う道へ案内してくる。R4を北上してたとき、渋滞が始まったとたん、併走する側道に誘導され、横に連なる渋滞の列を横目に完璧にそこをパスした時には、
「もしかして衛星から俺らを見張って誘導してくれてるのでは」
という錯覚に陥ってしまいそうなほどだった。
田植えしたばかりの田んぼと、穂がだいぶ育ってきた麦畑が隣り合わせる南栃木の田園風景。あと1ヶ月もすると麦は黄金色に、稲は背を伸ばし濃い緑となって、不思議な風景になる。そんな平野の風景から山あいの風景に切り替わろうという辺りで、K氏が広い砂利の空き地の横にあるのぼりに気付いてバイクを停めた。
「定食屋です」
「食い物屋でした?なんか旗が立ってるなとは思いましたが」
戻って確かめると、確かにのぼりには定食とある。そして広大な砂利の空き地の奥に小綺麗な作業小屋のようなのがあった。
「これ食堂ですか?」
確かに入り口に暖簾が掛かってる。暖簾をくぐると正面にバーのようなカウンター、左右にテーブル席がある。本当だ、食堂だ。
一人で切り盛りしているらしいおばちゃんから下敷きのようなメニューが渡された。載っているのはA、B、Cの定食。御飯おかわり自由で、値段は全て700円均一。(後ほどメニュー外に焼き魚定食とかもあると判明)
「がっつり食いたいんで唐揚げ定食を」とK氏。
「では私はチキンカツを」とTSO。
「腹減ってますからね。じゃんじゃんおかわりしなきゃ」
と手揉みして待っていると、しばらくしてやってきたお盆を見て嬉しい悲鳴が。すごいボリュームだ!K氏の目がピカピカと輝く。
「これは大当たりです!」
メインがあまりに多くて、おかわりなんぞまったくできなかった。
あののぼりに気付かなければ食堂があるなぞ建物では判断できない。しかし地元民のみぞ知る店かと思いきや、移動途中で寄ったらしい60代くらいのおっさん集団が店に入ってきた。見つける人は見つけるんだなぁ。しかしこのボリュームはこのご高齢の人達には無理じゃないか?10代20代の運動部学生が食う代物だろう。しかし高齢化の進む山村である。夜はスナックになってそうな感じの店で若い人が食いに来てるようには見えないのだが・・・不思議な店だ。ツインリンクもてぎに行く方は腹空かせて寄ってみるといい。
苦しいくらい腹が膨れ、大満足で店を出た。茂木中心街でTDRに給油し、再びK氏のスマホに案内させて海の方を目指す。
BBQで大賑わいの那珂川に沿うように移動し、途中コンビニで何回か休憩を取りながら、常陸大宮、常陸太田と経由して、日立市あたりで一旦海の側に出たと思ったら、再び山の中の快適ワインディング道に導かれ、高萩辺りで海沿いのR6に復帰した。
R6で北上すると、東北大震災の3ヶ月後に走ったとき が蘇ってくる。ひびの入った塀、瓦が崩れ落ちた屋根、地割れや隆起陥没も起きてたが、R6は概ね普通に通れた。津波の形跡はほとんど見られなかったが、日立港や小名浜港にはがれき集積所があって、その凄まじい量に驚いたものだ。
小名浜へ来ると、あの日泊まった健康ランドが丘の上に見えた。あの時は仮眠所もすごく混んでいたが、朝7時にはあれほどいた人がほとんどいなくなっていた。ご出勤したらしい。原発関係者が沢山泊まりに来てるという噂だった。
我々はそこをそのまま直進した。前来たときは原発事故による規制で北上して行けなかったため、この先で中通りの方に曲がっていった。なのでここから先はTSOも完全に知らない道だ。しばらく高速道路のような快適道が続く。
山間から低地の平野に降りてきたところで海岸の方に曲がった。松林が現れ海沿いの道に出た。海沿いの堤防の修理工事をしている。津波で壊れたのを直してるらしい。
その海沿いの道に出たT字路ところでK氏が停まった。
「スマホのぐぐーるナビではここがキャンプ場『いわき市営新舞子キャンプ場』なのですが」
確かに左側に空き地のようなところがあって、奥の松林の方まで続いている。道から進入できるところにはロープが張ってあるし、管理棟やトイレ・水場に相当するような建物はいっさい見あたらない。しかし泊まろうと思えば我々的には問題ない空間なのだが、空き地を見渡せる位置に民家が2軒あるので、後ろめたい泊まり方をするには目に付きやすい。
もう少し行ってみようと海岸沿いの道をしばらく北上してみるが、松林の中にそれらしき空間はなく、そのうち『仁井田浦キャンプ場駐車場』の標識が現れた。ここは第2候補にしてたところだ。
しかしここも松林の中にキャンプ場らしきところは見あたらない。ただキャンプできそうな空間はあり、端の方にホームレスらしき人が住み着いてる。実は15年くらい前に仁井田浦キャンプ場には泊まったことがある。松林の中の雰囲気は当時の面影があるのだが、もっと広かったように思う。
道を挟んだ反対側には店や砂浜に下りるところがあって、海水浴客で賑わってたはずだが、今は堤防工事中。壊れた建物や人気のない民家、「定休日」の看板の前に「売物件」の看板が置かれたカフェが寂しげにああるだけ。堤防の向こうにも浜はなく、消波テトラが置かれてすぐ海になってた。ひどく寂しい。
「どうしましょうか」
「ここはあのホームレスが気になりますね。でも端の方にいるから、反対端に陣取るならいいでしょう。さっきの新舞子キャンプ場(跡)は民家の目が気になります。泊まるならここ仁井田浦キャンプ場(跡)の方が心配は少ないかな」
かなり悩みどころだった。
「では仁井田浦キャンプ場(跡)に仮決定して買い出し行きましょう」
「ははは、また”廃”キャンプですな」
確かにまた”廃”キャンプだ。しかし今回の”廃”はなんだか悲壮な感じがする。
TSOのヒュンダイナビで見つけた、この近くの常磐線四ツ倉駅そばのスーパーへ買い出しに行った。キャンプ地が確実なら先にテント設営してから買い出しに行くのだが、ここではまったくその気になれなかった。
買い物も終わったスーパーの駐車場でもう一度K氏と顔を付き合わせた。K氏の心配はもっともだ。今回も廃キャンプになるのは必至の雰囲気だが、そのキャンプ地がどうにもすっきりしないのだ。
「この先のも見てみませんか?」
実はもう1カ所候補地として、さらに25キロほど北上したところに『天神岬スポーツ公園キャンプ場』というのがあるのだ。日暮れも近付き、TDRもそろそろ給油時だ。でも・・
「行ってみますか」
我々は北上してGSを探しながら『天神岬スポーツ公園キャンプ場』を目指すことにした。
この先は交通量も減り、代わりに警察車両が多くなった。原発事故の時の指揮所になっていたJビレッジも通過した。広野の道の駅は双葉町の警察署が臨時庁舎として使っているし、元畑らしき所には黒い円筒形の袋がずらりと積まれていた。もしかして除染した土とかの仮置き場じゃないだろうか。歩行者・バイクが通行禁止になっている富岡町まであと数キロに迫った(帰宅困難区域の双葉町ー富岡町間約14キロは車は走れるが歩行者・バイクは通行禁止となっていた)。
独特の雰囲気と緊張感が漂う中、目標の『天神岬スポーツ公園キャンプ場』に着いた。夕方なので人気はないが、たまに観光っぽい車がやってくる。昼間は売店やってるのだろうか。一応公園はきれいに整備されていた。しかしテニスコートは草が生えて荒れてるし、芝生も水をやってないようで砂漠化しつつある。
オートキャンプ場と普通のキャンプ場があるのだが、営業している様子はない。オートキャンプ場の水は出なかったが、普通のキャンプ場の水場は水が出た。トイレもきれいで使える。放射線のモニタリングポストもあり数値が表示されているので、そっちの方の心配も客観的に見ることができる。
さてどうするか。
普通のキャンプ場の方は泊まってもいい気がする。だが、海の方から吹く強風がもろに当たっていて、場所としていい状態じゃない。火を使う上でも支障あろう。オートキャンプ場は今吹いてる風がちょうど防げていていいのだが、管理棟(人がいるかは不明)から一望できてしまい、後ろめたさが残る。正規の利用なら1泊5千円のところだ(水も電気も使えないので請求できる状態じゃないと思うが)。
では公園や城跡(天神山城跡とあって、土塁などが残っていた)は風も防げて下草もあって快適そうなのだが、本来のキャンプ地ではないし、焚き火もできない。
K氏に「お任せします」と全権を委譲されてしまった。
暗くなりつつあった。ここまで来る間にTDRは150キロくらい走っており燃料はかなりヤバい。ここまでいくつかあったGSはことごとく定休日か永遠に定休日になっているかだったので、戻るとしても確実に買い出しをした四ツ倉まで30キロは燃料補給できない。四ツ倉近辺のGSも時間的に閉店になる可能性もある。ここはトイレも使えるしきれいなのだが、一番使いたい場所が強風に晒されて、それ意外の場所は後ろめたすぎる。
「戻りましょう。最もおとがめのリスクない仁井田浦キャンプ場(跡)まで」
この判断は色々と賭であった。最も賭だったのは燃料。出発してすぐTSOのTDRはリザーブになった。もし四ツ倉でも給油できなかったら・・・。まだ40キロは行けるはずだ。賭けるしかない。車の後ろにぴったりくっついてスリップストリームも使いながら低燃費走行に神経を使う。
すっかり日が落ちたというのに、キャンプ場周辺の民家の窓の明かりはほとんど点いてなかった。帰れてないんだ。
買い出しした四ツ倉駅を通り越した先で、営業しているGSを見つけた。これで最大の懸念は払拭された。
GSから松林沿いの道へ出ると、そこは新舞子キャンプ場(跡)だった。宿営候補の方ではない。しかし移動するのも疲れた。もう真っ暗だし、奥の松林の中まで行けば住民にも見つからないで済むかもしれない。
「もうここでいいですかね」
二人とも同じ考えだった。
入り口付近の深い砂地を越え、元キャンプ地へバイクで入っていった。
広場を抜け、松林に入ってすぐのところのスペースにテントを張った。民家の灯りが直視できるので、存在はすぐバレそうだ。真っ暗な中でのテント設営は、TSOは年始の耐寒キャンプ以来今年2回目。ライト片手に二人とも慣れたもんである。
焚き火の燃料には困らないところだった。松林の中なので、小枝や松ぼっくりが足元に幾らでもある。それに津波を被った塩害でか、枯れた松を切ったのが山と積まれていた。
テントとバイクに囲まれた中央を宴会場にしてビールの缶を開け、ようやくくつろぎの時間、夕食に取りかかった。
今日は走る覚悟だったので、TSOはいつものように飯を作ることを最初から放棄していた。家にあった古い非常食の赤飯パック、カップ麺の蕎麦、春雨スープ、スーパーで買った缶詰。こういった日持ちするものでも2年を超えた古い物には独特の健康に悪そうな臭いが染み着いている。3年以上しても平気なのは缶詰くらいだ。
水は新たに汲めないので飲料用以外の使い方は控え、赤飯パックを温めるのも放棄して何かのスープの素の中に放り込んで雑炊状にして食った。なあに、野外で食えばそれだけで旨さ倍増だ(限界もある)。まともな食い物は自作ウッドガスストーブで温めた缶詰だけであった。
一方K氏は炒めたベーコンと豆をトマトソースで煮込んだチリビーンズ風。それにフランスパンを添え、アメリカ西部開拓時代を彷彿させる正当なキャンプ風景を演出した。さすがである。
食事の後は火を見て寛ぐ。TSOのウッドガスストーブがきれいな二次燃焼の炎を上げるのを見てK氏もたまらなくなり、ネイティブアメリカン式のスター型ファイヤーを始めた。放射状に敷いた薪の集まった先端で燃やすこの方式は、小さな焚き火が作れ、火持ちも燃費もいい。
しかし薪には事欠かない場所な上、酒量が進むにつれちまちまと火加減、薪加減をコントロールがするのが面倒になったか、無造作に放り込んだ薪が大きな炎をあげて松林の中を照らし出した。
これが決定打になったか、何やら今はやってないキャンプ場の中に侵入した輩が林の中で火を焚いて怪しげな事をしていると、おそらく向かいの民家の人が我慢できず通報したらしい。闇夜の中から服に反射板を付けた人が2人、宴会もほぼ終わってそろそろ片付けをと思っていた夜0時頃(よくまあこの時間まで我慢してくれました)、我々の所にサクサクと足音を立ててやってきた。お巡りさんである。
「どうも~、お邪魔します。キャンプですかね~。このバイクで来て?明日出発?火は・・・あ、熾しちゃってるのね」
茨城・福島方面らしい訛りで、万が一危険な奴だった場合を考慮してか「私もねーバイク乗るんですよ」と友好的な雰囲気を保ちながら職務質問をしてきた。その間バックアップの一人が少し離れたところからいつでも援護できる体制を取って警戒している。色々そこまで言う必要あるかなと思うような質問もあったが、こっちも別に隠したりはぐらかしたりするメリットもないので、素直に応対すると、
「火だけ消してもらって。明日には出立されるとのこと、別に怪しい人じゃないと住民の方には伝えておきますんで。お気を付けて、おやすみなさい」
とトラブルなく引き取ってくれた。
話によると、ここは確かにかつて市営のキャンプ場だったが、震災で津波をかぶってからは管理委託してた人もやめちゃって閉鎖になってるとのこと。この辺がどんな規模の津波だったのかは知らないので勝手なことは言えないのだが、残った建物の感じから、三陸のような数十メートル級の高さとか、平野部でも仙台のような家が吹っ飛ぶような威力のではなかったのだろう。でも地震や津波の浸食に加え原発事故、他の地域や諸外国、行政などの冷たい対応から、福島の人達の心は閉ざされ、疑心暗鬼にとらわれ、商売をやってる人や対外的に接触する場を除くと外に対してひどく警戒して信用できなくなっているという気がする。殻に閉じこもってしまっている。いわき以北に入ってからというもの、そういう空気が漂っていた。
最初ここを見た時、ここでは泊まりたくないと感じた海岸の雰囲気、周囲の民家も含めた空気は、あながち間違いではなかったということだ。
「これが今の福島なんですね。肌で感じることができて貴重な旅になりました」
水をかけて消した焚き火跡に、K氏は感慨深げにそう言った。
福島の人達の心を開かせないとここの復興はないのだ。
※Facebookの写真のリンクが切れるので、FacebookのアルバムへのURLをリンクします。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1416682351988228&type=1&l=0a03380858
]]>
-
物見山ツツジ花見~堂平山
https://tso.blog.ss-blog.jp/2015-05-02
GW中盤。明後日にはバイクで出かけるんだが、あまりにも天気がいいので家にいるのがもったいなくて、遅い時間だが出かけてしまった。5月だ、初夏だ、新緑を見に行こう。そういえばテレビでツツジが満開だと言ってたっけ。比企丘陵の方に山一個ツツジってとこなかったっけか。ツツジの名所を検索すると、無料駐車場を備えて無料で見学できるところが、いつもの河川敷ルート側にあった。「物見山」というところで、高坂SAの近くだ。目標ロックオン!TDR出撃~。荒川ー入間川ー越辺川とつないでいく信号なしの河川敷高速移動コースを、気持ちよーくTDRを走らせる。土手の菜の花は終わって、淡い緑の木々が河川敷を包み始めていた。冬の間に工事があると土手道が変わってしまっていることがあるが、入間川も越辺川も去年と変わってなくて移動はスムーズ。ただ一つ違いがあった。でもこれは嬉しい違いだ。越辺川に架かる沈降橋の「島田橋」が修復工事していたのだ。壊れる前の島田橋。(2013年9月22日)台風で流されてしまった島田橋。(2014年8月16日)そして修理中の島田橋。(2015年5月2日)新しい木の橋脚に付け替えて、完全に元通りの橋になりそうだ。また時代劇の撮影に使うんだろうか。元通りなら車も渡れるのでR407の橋まで行かなくてすみ、越辺川河川敷移動コースとしても非常に便利になる。ありがたいことだ。ここから河川敷を出て、目的の物見山まで15分ほど。その前にいつものコンビニで昼飯のサンドイッチを買った。給油は・・まだもちそうだからいいや。電通大の横を通り過ぎ、比企丘陵の中でも深い谷があって山っぽい雰囲気のところに、物見山東側駐車場はあった。埼玉平和資料館の駐車場と兼用だ。駐車場は満杯。みんなツツジを見に来ているのだろうか。TDRを端の方に停めると、もうたまらんとジャケットを脱ぎ捨て、急ぎ山道へ入っていった。いい天気で、汗が吹き出てたまらんかったのだ。埼玉平和資料館が建っている山の中腹には舗装の山道が横に延びている。新緑の木立の中を歩くので涼しく、途中にベンチもあるので、年寄りの散歩コースのようだ。雰囲気も山の規模も、王子の飛鳥山に似ているだろうか(もちろん周りの都会を取り除いて、人を減らしての上でだが)。頂上には東屋があった。昼時なのに誰もいない。この山を下ると、隣にも山があった。こちらが物見山のようだ。物見山への看板と、登っていく道が見えるところのベンチで、買ってお..
旅
TSO
2015-05-02T23:59:00+09:00
GW中盤。明後日にはバイクで出かけるんだが、あまりにも天気がいいので家にいるのがもったいなくて、遅い時間だが出かけてしまった。
5月だ、初夏だ、新緑を見に行こう。
そういえばテレビでツツジが満開だと言ってたっけ。比企丘陵の方に山一個ツツジってとこなかったっけか。
ツツジの名所を検索すると、無料駐車場を備えて無料で見学できるところが、いつもの河川敷ルート側にあった。「物見山」というところで、高坂SAの近くだ。目標ロックオン!TDR出撃~。
荒川ー入間川ー越辺川とつないでいく信号なしの河川敷高速移動コースを、気持ちよーくTDRを走らせる。土手の菜の花は終わって、淡い緑の木々が河川敷を包み始めていた。
冬の間に工事があると土手道が変わってしまっていることがあるが、入間川も越辺川も去年と変わってなくて移動はスムーズ。ただ一つ違いがあった。でもこれは嬉しい違いだ。越辺川に架かる沈降橋の「島田橋」が修復工事していたのだ。
壊れる前の島田橋。(2013年9月22日)
台風で流されてしまった島田橋。(2014年8月16日)
そして修理中の島田橋。(2015年5月2日)
新しい木の橋脚に付け替えて、完全に元通りの橋になりそうだ。また時代劇の撮影に使うんだろうか。元通りなら車も渡れるのでR407の橋まで行かなくてすみ、越辺川河川敷移動コースとしても非常に便利になる。ありがたいことだ。
ここから河川敷を出て、目的の物見山まで15分ほど。その前にいつものコンビニで昼飯のサンドイッチを買った。給油は・・まだもちそうだからいいや。
電通大の横を通り過ぎ、比企丘陵の中でも深い谷があって山っぽい雰囲気のところに、物見山東側駐車場はあった。埼玉平和資料館の駐車場と兼用だ。駐車場は満杯。みんなツツジを見に来ているのだろうか。TDRを端の方に停めると、もうたまらんとジャケットを脱ぎ捨て、急ぎ山道へ入っていった。いい天気で、汗が吹き出てたまらんかったのだ。
埼玉平和資料館が建っている山の中腹には舗装の山道が横に延びている。新緑の木立の中を歩くので涼しく、途中にベンチもあるので、年寄りの散歩コースのようだ。雰囲気も山の規模も、王子の飛鳥山に似ているだろうか(もちろん周りの都会を取り除いて、人を減らしての上でだが)。頂上には東屋があった。昼時なのに誰もいない。
この山を下ると、隣にも山があった。こちらが物見山のようだ。
物見山への看板と、登っていく道が見えるところのベンチで、買っておいたサンドイッチをパクついて昼飯を取った。涼しい風が通りすぎていく。上の木から毛虫が糸でぶら下がってブランコのように揺れている。
腹を満たすといよいよ物見山へと侵入する。背の高い木立に覆われていた埼玉平和資料館側の山と違って、物見山の上の方は低木のツツジで覆われていた。植えたばかりというところもある。ツツジだらけの山としてさらに名所をアピールしようと、まだまだ発展途上のようだ。舗装されたメインの道以外にも木の間をいくつも小道が通っていて、ツツジを間近に見て回れるようになっている。今は赤や白のツツジが特にきれいだった。
遠くから見上げると、やや霞んだ赤い山になって見える。
てっぺんは平らで広くなっていて、東屋が建っているところから北の方に展望が開けている。
ぐるりとツツジの中の道で山腹を一周すると、再び山頂に出て、少し道を変えながらTDRの待つ駐車場に戻った。
さてこれからどうするか。まだ時間は早い。
比企丘陵に来たときは、このまま奥武蔵野の山に登るというのがここ最近の定番だ。堂平山頂上まで行ってみるか。登れば今年初となる。
都幾川上流部を遡上し、看板に従って白石峠へ向かってくねくねと高度を上げていく。
その途中にお気に入りの水汲みポイントがある。杉の木の根本の岩から流れ出る湧水だ。今日はだいぶ水量が少ないようだ。
湧水でペットボトルを満たし、白石峠、そして堂平山へ。サンデーライダーが大型バイクでゆっくり登っていく。この辺の脇道かヒルクライムをしてたと思われるごっついオフ車が休憩している。いずれもおっさんライダーだ(自分も含め)。若いライダーはまず見ない。いたとしてもスクータータイプのだ。若気の至りでかっ飛んでいく姿はこの辺では見ることなく、爆走ライダーもまたみんな中高年ばかりである。
堂平山はてっぺんに天文観測所があるので、山頂まで舗装路で登っていけるうえ、木を切ってあるから展望が素晴らしい。東京埼玉の街を一望する方向には桜の木がピンクの花を満開にしていた。800m以上あるから季節が違うんだな。
武甲山や両神山など秩父の山々が見える方向には芝生が綺麗なパラグライダーの飛翔場があり、こちらの展望は田舎の風景で、これまた素晴らしい。
ただ今日の堂平はいつもと違って、観測所の駐車場をBBQをやっている集団が占拠していた。観測所の売店の営業が終わってからは入り口の柵も閉じてしまって、大音量で音楽は流れるわ、すっぽんぽんで踊るわ。下のキャンプ場へかお金を払って居座っているらしいので、GWだから悪いときに来てしまったと諦めるしかない。明日は俺らが迷惑かけてるかもしれんのだ。
そんな連中に背を向けて、わずかに離れているパラグライダー飛翔場の方に座って耳を塞いでいれば、写真上はとてもいい雰囲気である。切り株の椅子もあるので、そこでさきほど汲んだ湧き水を沸かしてコーヒーを一杯。いやー、いいところだ。
たっぷり一服したところで来た道を引き返して都幾川村へ戻り、温泉「ときの湯」へ向かった。ここには広くはないが露天風呂がある。そこは林に囲まれているので、この季節は新緑森林浴もできる。いやー気持ちいい。虫が次々に飛び込み自殺してくるのは、自然な林の中に風呂がある証拠だ。地元のじいさん達も浸かりに来ていた。会話に聞き耳を立てていると、80歳にもなってまだ木に登ってチェーンソーで枝払いしているという。さすが木の村都幾川だね。
休憩所で汗を引っ込めると、来たときと同じ河川敷ルートで家路に着いた。
空いていれば2時間ほどで、平野から丘陵、展望すばらしい険しい山に温泉までを射程圏に収められるこのツーリングコース。今年も通うことになりそうだ。
]]>