TDR友の会裏集会「行き当たりばったり奥秩父キャンプツーリング」(その2) [旅]
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明け方はちょっと寒くなったが、フリースを1枚追加して再び快適に眠りにおちた。
7時ごろみんな起き出す。
小雨の中の設営だったからか、テントの中は結露しまくって湿気がすごい。早く日が当たってほしいところだ。
まずはお湯を沸かして目覚ましのモーニングコーヒーを入れた。あれだけ荷物があるのにSZ@川崎さんはマグカップを持ってないという。しかし工具は豊富なので、ビールの空き缶でカップを作って飲んでいた。 |
朝飯の米炊きは、今度はK氏が引き受けた。
「米炊きにはうるさいですよ」
というK氏だったが、ごみを投入しすぎていまいち焚き火が安定せず、火力不足気味。日本の米炊きは初期火力が大事である。
そこでTSOは杉林から瞬間火力なら最高級の杉の枯葉を拾ってきて援護射撃した。 その強力な火力を利用して、SZ@川崎さんが火の料理中華、マーボ春雨を作り始めた。ぐらぐら煮えたぎっている。 |
しかしやはり最初の火力不足がたたって、炊飯長K氏、不覚の失敗。
「アルデンテになりました」
TSOは昨夜食いきれなかった肉を調理、また昨夜のうちに作ったウドのキンピラを食卓に並べた。
K氏からはまたまた生卵かけご飯に、SZ@川崎さんからはお茶漬けまで登場した。
これらの豊富なおかずのおかげで、少々硬い飯もぜんぜん気にならなかった。
太陽も山の上に顔を出し、シュラフを干しつつ片付け。
ここでみんなのテントとバイクを見てみよう。
SZ@川崎さんの特徴あるテント。中で直立できるだけの高さを誇るが、その分大荷物である。
その大荷物を搭載したTDRは満載の貨物船状態。パニアケースの外にあふれているのはテントとテントマットである。
一人旅になれたK氏は小さなテント。TDRも振り分けバッグを使って低重心である。
TSOはいつも2人用テントを使っていたが、ポールをなくしてから嫁さんの一人用テントを借りている。
重心の高いオフ足TDRは振り分けバッグで少しでも低重心を図る。荷台にはシュラフとテントとパエリア鍋。
photo by K氏 photo by K氏 |
せっかくなのでツーリングしましょうということになった。 ルートはこれもせっかく御荷鉾方面なので、K氏と相談し、貨物船状態のSZ@川崎さんには悪いが 「御荷鉾スーパー林道に行きましょう。それで神流湖まで戻りましょう」 と提案した。SZ@川崎さんは半ばあきらめ顔でこれを承諾。 適当なところで国道から北のほうへ登って行けばそのうち林道に出ると思って脇道に入ると、国道沿いの集落に行くだけだったり、奥の山まで入ったのに林道には達せずにまた国道に戻ってきたりと、無計画、無下調べのいかにも今回らしい行き当たりばったりツーリングになった。 |
給油後、結局神流町まで戻り、塩沢峠へ登る道でようやく御荷鉾スーパー林道ヘ。ここで2007年の耐寒キャンプ地へ行ってみた。そこまでは御荷鉾でも少なくなったダートである。
2007年耐寒キャンプ地はまったく変わってなかった。
すぐそばの東屋展望台からは下仁田の町や妙義山、最近噴火した浅間山も見えた。が、展望をさえぎるように木が成長して展望台としてはいまいちである。
戻って塩沢峠も通過し、一路神流湖を目指す。全線舗装の林道だ。雪解け後で浮き砂利が多く、2人とも浮き砂利で滑ることが何度もあったそうだ。先頭で路面をよく観察できたTSOはラッキーだった。
御荷鉾スーパー林道を走りきってR462まで戻った。これからどうする?
とりあえずみんなで秩父方向に行くことにした。が、秩父へ出るには山一つ越えなければならない。
またもや適当に道を行ったら、予定外のダート道が出現してSZ@川崎さんがまた満載の荷物に振り回される羽目に。とどめは民家への行き止まり道へ案内し、細い道でみんなでUターン。 |
そんなこんなで、やっとこ皆野町に出ることができ、R140のガストで遅い昼食となった。
さすがに林道、山越えと走ってきたので2人とも腹が減ったとみえ、すごいボリュームのメニューを頼んでいる。よく食えるなあ。
一方TSOはなんだか具合悪く、全然腹が減ってないどころか体中の節々が痛い。眠くなってきた。
#帰って体温測ったら熱がありました。
ここでK氏は雁坂峠越えで山梨へ。SZ@川崎さんは花園ICから高速へ。TSOは行きと同じ荒川河川敷を飛ばして、みんな無事帰宅していった。
突発したTDR友の会の裏会合であったが、ほぼ予定のない旅にもかかわらず、旅なれたメンバーのおかげで非常に充実したツーリングであった。
この季節、山はちと寂しいが、人も少なくキャンプしても虫もいないし、実は結構穴場な時。
今年もこんな思いつきでもいいから、TDRの元気な姿を友の会メンバーで見せに行きましょう。
んじゃ。
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